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2024年05月31日

ダイビングが怖いと感じてしまうのはなぜ?対処法と楽しむコツを解説

「ダイビングはしたいけど、怖い気持ちが勝ってしまう」とお悩みでしょうか?なかには、過去のダイビング体験が原因で怖くなってしまった方もいるでしょう。しかし、ダイビングに感じる怖さを分析してそれぞれの対処策を見つければ、乗り越えることは可能です。この記事では、ダイビングが怖いと感じてしまう要因と対処法、楽しむコツを解説します。

経験からダイビングが怖くなってしまうケース

ダイビングに挑戦した経験が原因でかえってダイビングが怖くなってしまうケースもあります。ここでは、3つのケースの例をご紹介します。

  • 体験ダイビング
  • ダイビングライセンス取得コース
  • ファンダイビング

体験ダイビング

体験ダイビングの際の海の状態が悪く、初心者には不向きな環境だったため怖さを植え付けられてしまうケースがあります。ダイビングスクールによっては、初心者のレベルを配慮せずに潜る海を選んでしまう場合があるかもしれません。体験ダイビングの際は足の着くダイビングスポットから始めるのがおすすめです。また、体験ダイビングで怖い思いをした方はシュノーケリングツアーから再開してみるのもよいかもしれません。

ダイビングライセンス取得コース

ダイビングライセンス取得コースでは、呼吸器の使い方を含む様々な練習をおこないます。しかし、講習の際に説明不足だったり、反対に説明が多く要点が掴めなかったりすると必要な知識が習得できず不安を感じるでしょう。呼吸の練習時間が短いと、実際の海に入るのが怖く感じる方もいるかもしれません。そのため、ダイビングスクール選びは重要といえます。

ファンダイビング

ダイビングライセンスを持っている方でも、ファンダイビングの経験で怖くなってしまうケースがあります。海の状況が悪い時に潜って怖くなってしまった方は、難易度の低いスポットを選んで再挑戦するのがおすすめです。前回のダイビングから期間が空いた方も、復習を兼ねられるツアーを選ぶとよいでしょう。

ダイビングが怖いと感じてしまう要因

ダイビングが怖いと感じてしまう要因を分析するなら、対処方法を見いだすことができます。ここでは、ダイビングが怖いと感じやすい代表的な要因4つを解説します。

  • 泳ぎが苦手
  • 呼吸器を使い慣れない
  • マスクに水が入ってくる
  • 水深を見て怖くなる

泳ぎが苦手

「自分は泳ぎが苦手だからダイビングも下手なはず」との思い込みが怖さにつながる場合があります。実際には泳ぎとダイビングは別物です。ダイビングは呼吸器を使って潜るため、泳げなくても呼吸ができなくなることはありません。水中でふとした瞬間に「自分は泳げない」と思い出してパニックになる人もいるため、泳ぎとダイビングを切り離して考えることは大切です。

呼吸器を使い慣れない

呼吸器を使えば水中でも呼吸をし続けられるとはいえ、慣れない人が使用すると息苦しさを感じる場合があります。息苦しさを感じると、突然怖くなる人もいるでしょう。呼吸器を使う際は浅く速い呼吸をすると、息苦しくなりやすくなります。正しい呼吸法や機器の使い方を身に着けることが大切です。

マスクに水が入ってくる

ダイビングをしているとマスクに水が入ってくることがあります。視界が見えにくくなるとパニックになり怖さを感じるかもしれません。水が入ってきたときは、鼻をつまんで深呼吸をすることで水抜きができます。対処方法を知っていれば慌てずに済むでしょう。

水深を見て怖くなる

水深の深いスポットは、地上では見られない幻想的な景色が見られる一方で、非現実感が恐怖を掻き立てることがあります。水深の深いスポットでパニックを起こさないよう、浅いポイントから少しずつ慣らしていくのがおすすめです。

ダイビングが怖いと思う気持ちを克服する方法

ここでは、ダイビングが怖いと思う気持ちを克服する以下の4つの方法を解説します。

  • 水に慣れる時間を作る
  • 正しく機器を使う方法を学ぶ
  • 不安な時はまず深呼吸する
  • トラブル時のハンドサインを覚える

水に慣れる時間を作る

ダイビングの際、水に入ってすぐに潜り始めると呼吸が乱れやすくなります。落ち着いてダイビングをするために、潜り始める前に水に慣れる時間を作ると効果的です。焦らされないよう、ゆっくりと潜りたいことを事前にインストラクターに伝えておくとよいでしょう。

正しく機器を使う方法を学ぶ

ダイビング機器は、自分の命を預けるものといっても過言ではないほどに大切なものです。そのため、潜る前の講習では機器の使用方法をしっかりと理解し、水中でも落ち着いて扱えるように準備しましょう。機器の扱い方に自信があれば、水中での恐怖を軽減できるでしょう。

不安な時はまず深呼吸する

水中で不安になっている時は、酸欠状態になっているケースが多いです。不安によって呼吸が乱れると酸欠になり、息苦しくなってさらに不安になるといった悪循環に陥りやすいです。それで、不安を感じ始めたらまずは深呼吸をしましょう。不安になったときには、以下のステップを思い出しましょう。

  1. すべての動きを止める
  2. 掴めるものに掴まる
  3. 肺の空気をすべて吐き出す
  4. 深呼吸

日頃から口呼吸を練習しよう

ダイビングで使用する呼吸器は、口呼吸が基本です。そのため、日頃から口呼吸を練習することも水中で息苦しくなるのを防ぐのに効果的です。口呼吸を意識するために、以下の使い分けを練習してみましょう。

  • 鼻で吸い鼻から吐く
  • 鼻で吸い口から吐く
  • 口で吸い鼻から吐く
  • 口で吸い口から吐く

トラブル時のハンドサインを覚える

ダイビング中にトラブルが生じたら、インストラクターやバディにはハンドサインを使って知らせます。ハンドサインの使い方を覚えておけば、万一の場合の備えとなり安心です。ハンドサインは講習で習いますが、自分でも復習をして水中ですぐに思い出せるようにしておきましょう。

水中で怖くなっても絶対にしてはいけないこと

水中で怖くなったときに、パニック状態のまま行動することは危険につながります。特にしてはいけないことは、以下の2つです。

  • 呼吸器を外す
  • 急浮上する

呼吸器を外す

水中で苦しくなったときに、呼吸器を外す行動は絶対にしてはいけません。息苦しさが解消されるどころか、まったく呼吸ができなくなってしまいます。息苦しい時こそ、落ち着いてゆっくりと呼吸を整えることが大切です。

急浮上する

水の中が怖くなったからといって、急浮上するのもしてはいけないことです。急浮上により、体内の窒素が気泡化し潜水病を引き起こす恐れがあります。浮上する時は、自分の吐いた泡を追い抜かない程度のスピードで上がっていくのが目安です。

多少の怖さがあってもダイビングを楽しむコツ

多少の怖さがあっても、ダイビングを楽しむことは十分可能です。楽しむためのコツを3つご紹介します。

  • 体をリラックスさせる
  • 不安なことはすぐインストラクターに伝える
  • 安心できるダイビングスクールを選ぶ

体をリラックスさせる

ダイビングでは、水面という普段と違う環境で緊張しがちです。緊張していると、呼吸が乱れたり、体がこわばったりなど良いことがありません。怖さを感じていたとしても、リラックスを心がけてダイビングに臨みましょう。

不安なことはすぐインストラクターに伝える

ダイビングに関して不安なことは、何でもすぐにインストラクターに伝えるようにしましょう。状況に応じアドバイスをもらったり、コースを変更したりすることができるかもしれません。地上では小さな不安だったことが、水中に潜ると怖さに変わりパニックに陥る恐れもあります。些細なことでも不安や疑問は地上にいるうちに解消しておきましょう。

安心できるダイビングスクールを選ぶ

不安を解消してダイビングを楽しむためには、ダイビングスクール選びも重要です。潜る前の講習では丁寧に説明をおこない、不明点は気軽に質問できるスクールを選べば、安心してダイビングができるでしょう。また、初心者目線に立ったコース選びやアドバイスをしてくれるスクールもおすすめです。体験時には不安があることを伝え、親身な対応をしてくれそうか確認するようにしましょう。

まとめ

ダイビングが怖いと思ってしまう要因として、泳ぎが苦手、呼吸器を使い慣れないなどが挙げられます。潜り始める前に機器の使用法をしっかり理解し、少しずつ水に慣れていけば恐怖心を軽減することができます。安心感を持ってダイビングをするためには、スクール選びも重要です。

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