ダイビングの聖地、イタリアで生まれたSNSI
今注目を集めているのが1994年にイタリアで設立され、23年の実績において欧米のみならずアジア圏など、世界中で急成長を遂げているSNSI(Scuba and Nitrox Safety International)です。
設立者はイタリアのダイビング業界の先駆者であるウンベルト・ペポリ氏で、その後現在のCEOであるフルビア・ラミ氏に継承されています。ここ10年あまりで世界にネットワークを広げて急成長しています。
「SNSI」は最新のダイビングデータをもとに、より質の高いトレーニングを目指し、安全で確実にダイビングのできるダイバーを育てるべく活動しています。
また、ダイバーの事を一番に考えた「SNSI」は、今までの指導団体とは違い、ダイビング知識と技術がちゃんと学べるのが特徴です。
Cカード協議会
スキューバダイビングのライセンスは、正式にはCカード 「Certification Card」と言います。
このCカードは国や自治体が発行するような「免許」や「資格」といった類のものではなく、民間のダイビング指導団体が発行している「認定証」となります。
Cカードをお持ちでない方や未経験の方は、体験ダイビングというコース以外ではスキューバダイビングができません。
ライセンスの種類
中級〜 初級 ダイビングを始めるなら必須!
オープンウォーターダイバー
「SNSI」のCカードで最初に取得を目指すことになるのがオープンウォーターダイバーです。 取得に必要なのは「学科講習」「プール実習」「海洋実習」で最短4日間で取得することができます。ハードな更新トレーニングを毎年乗り越えている公認インストラクターのハイレベルさで知られる「SNSI」の オープンウォーターダイバーは、初級でありながらも国際的な指導団体の一般的な基準に比べ、より質の高い講習でも好評です。 例えば、ISO準拠では「学科講習」は1時間~2時間となっていますが「SNSI」では 3時間 、「プール実習」の時間は2時間~3時間となっているところを4時間~5時間かけて行います。また「海洋実習」も一般的な講習時間が 15分/全4回 のところ、 60分/全6回 と時間をかけて行われます。 取得した後は初心者からは卒業となり、新たに上のランクのライセンスを目指すことが可能です。
中級〜 よりダイビングを楽しむためのライセンス
アドバンスドオープンウォーターダイバー
SNSIアドバンスドオープンウォーターダイバーコースは、 39メートル(130ft.)にダイビングするためのトレーニングと認定を行います。最初のダイビングはホバリング/浮力コントロールです。 2つ目はコンパスの使用法とナチュラルナビゲーションを組み合わせてダイビングします。 3つ目は、異なる海洋環境の代表格、ナイトダイビングを行いますが、日中のダイビングで慣れた場所から始めます。 4つ目は、39メートル(130ft.)の水深でダイビングを計画して、深い水域でのダイビングをトレーニングします。 最後は、ボートとドリフトダイビングの基礎スキルを学びます。コースは5種類の学科セッションを行い、5回の海洋ダイビング実習を行います。 そして、全てが満足なレベルで修了すると、 SNSIアドバンスドオープンウォーターダイバーに認定されます。
BLSファーストエイド
SNSI BLSファーストエイドプログラムを習得すれば、社会貢献できる市民になれるでしょう。 ここでは、緊急時の応急手当やCPR(心肺蘇生法)を正しく使用できるようトレーニングを行います。BLSファーストエイドコースは、AHA(アメリカ心臓協会)のガイドラインに沿って、2回の学科セッションとマネキンを使った実施トレーニングで構成されています。 このコースの目的は、正しい神経運動性の知識とCPR運用方法を身につけ、同時にリスク要因やライフスタイルや生存反応と救助法の知識を学習することにあります。
酸素サプライヤー
SNSI 酸素サプライヤープログラムは、酸素を使用したダイビングの緊急時の対応方法を身につけることを目的としています。 ここでは、一般的に使用されている酸素ユニットの正しい使用方法を身に付けます。 SNSI 酸素サプライヤープログラムは、学科セッションとシミュレーショントレーニングで構成されています。
レスキューコース
SNSIレスキューダイバーコースでは、ダイビングを別の観点から捉えます。 自立したダイバーであると同時に、他のダイバーの緊急時にどのように対応すべきかを学習します。 このコースでの目的は、自己救助や他人の救助を的確に行えるスキルとテクニックを習得することです。 プログラム:3回の学科セッションと4回の海洋セッションを通じて、SNSIレスキューダイバー認定に必要な知識とスキルを習得できます。
ダイブマスター
ダイブガイド、ダイビングサイエンス、ダイブコントロールスペシャリストをひとつずつ取得していくか、もしくは当該3コースをひとつのプログラムとして完了するか、または公認機関のダイブマスターとしてプログラムに参加するか、の3通りです。 ダイブマスターとして、あなたは次の4つを行うことができます。
- 認定ダイバーを引率およびガイドする。
- 学科、プールおよび海洋でSNSIインストラクターのアシスト。
- SNSIインストラクターの間接的監督のもと学科およびプールでのスキル(緊急スキルを除く)の指導。
- SNSIスキューバスキルズアップデート、SNSIスノーケリングおよびSNSIトライスキューバ(プールのみ)の各プログラムの指導およびトレーニングスペシャリスト