ダイビングスポット
2023年10月09日

久米島ダイビングに行くならマンタを見よう!その他見どころやおすすめスポットも解説

久米島 の海
沖縄本島から気軽に行ける久米島は、近年マンタが見られるスポットが発見された人気の島です。マンタの他にも、大物回遊魚や巨岩などのダイナミックな水中景色が楽しめます。そこで今回は、久米島ダイビングの見どころや、おすすめスポットをご紹介します。

 

久米島ダイビングの特徴

久米島は、沖縄本島の西約100kmに位置する島です。沖縄の島の中で5番目に大きく、島の東側にある全長5km以上の「はての浜」というサンゴ洲島が有名です。久米島の周辺は深い海に囲まれており、大物回遊魚や巨岩など、ダイナミックな景色を楽しめるのが特徴となっています。冬でも水温は20度以上と温暖で、一年中ダイビングが楽しめます。

 

久米島へのアクセス方法

久米島へのアクセスは、沖縄本島から飛行機もしくはフェリーを利用します。飛行機はJAL便が1日7便運航しており、所要時間は30分ほどです。フェリーは、那覇泊港から出港する便が1日1〜2便運航しています。所要時間は3時間ほどで、久米島に直行する便と渡名喜を経由する便があります。

 

久米島ダイビングの見どころはマンタ!

久米島 のマンタ

近年の久米島最大の見どころはマンタです。2017年末に、ほぼ一年を通してマンタが見られる新スポット「マンタステーション」が発見されました。マンタステーションでは、日本では珍しいブラックマンタにも頻繁に遭遇できます。

マンタを見るときに守りたいルール

マンタステーションを調査している久米島ダイビング安全対策協力会では、永遠にマンタが見られるよう、ダイバーに協力を要請する旨のルールを定めています。その内容の一部は、以下の通りです。

 

  • マンタの根に登らない
  • マンタに触らない
  • マンタを追いかけない
  • マンタに泡をあてない
  • マンタは必ず着底して見る
  • むやみに音は鳴らさない

 

この他にも、マンタのいる環境を守るためのルールが定められているため、ダイビング前はよく確認するようにしましょう。

 

久米島のダイビングでおすすめのスポット

久米島 ダイビング

久米島のダイビングスポットは、港から近くアクセスしやすい場所が多くあります。ここでは、以下のおすすめのスポットをご紹介します。

 

  • マンタステーション
  • トンバラ
  • トンバラザシ
  • イマズニ
  • カメパラダイス
  • ウーマガイ
  • アーラ親子岩
  • 中の浜沖
  • シチューガマ
  • 堂崎
  • カスミポイント
  • ガラサー沖
  • 中の浜沖

 

マンタステーション

上記でもご紹介したマンタステーションは、イーフビーチの沖に位置しています。南から北にかけて根が5つ並んでいます。一番浅いところでは7〜8m程度のポイントもあるため、初心者でも安心してマンタを見に行けるでしょう。一年中マンタとの遭遇率が高い場所で、久米島では必ず訪れたいスポットです。

トンバラ

トンバラは、約50mある巨岩が特徴のスポットです。巨岩の周囲には、ハンマーヘッドシャークやジンベエザメなどの大物が出現することもあります。また、ギンガメアジの群れやキンギョハナダイの乱舞なども見どころです。

トンバラザシ

トンバラザシは、真泊港からボートで5分ほどで着くスポットです。浅場のサンゴの群生には、ウミウシやエビ、カニなどが生息しています。棚から50mほど潜るドロップオフでは、キンギョハナダイやカスミチョウチョウウオ、グルクンなどが観察できます。

イマズニ

イマズニの見どころは、春から秋にかけて現れるギンガメアジの巨大な群れです。また、ドロップやクレバスなどの地形も楽しめます。オオメカマスの群れが見られることもあります。

カメパラダイス

カメパラダイスは名前の通り、ウミガメの寝場所や食事場所になっているスポットです。水深15mほどの場所で、ウミガメをゆったり眺められます。間近で多くのウミガメの姿が見られる、非常に魅力的な場所です。

ウーマガイ

ウーマガイは、最大水深40mのドロップオフがあるスポットです。カスミチョウチョウウオやハナゴイ、キンギョハナダイの群れが見られ、美しい水中景色を楽しめます。ウーマガイでも、マンタが見られることもあるようです。

アーラ親子岩

アーラ親子岩は、久米島南部にあるスポットで、親子のような大小の岩が特徴です。水深が浅く、流れが少ないため、安全にトンネルやアーチの地形を楽しめます。クマノミ類が豊富に生息しており、イソギンチャクに潜む愛らしい姿が見られます。

シチューガマ

シチューガマは、洞窟のような地形が楽しめるスポットです。亀裂から差し込む光が幻想的な景色を作り出しています。リュウキュウハタンポやハナゴンベ、エビなどの生物を観察できます。

堂崎

堂崎は、久米島北側の沖からボートで20分で行けるスポットです。巨大な根やドロップオフ、クレバス、洞窟などさまざまな地形が楽しめます。大型回遊魚にも遭遇しやすい場所で、冒険心がくすぐられるスポットとなっています。

カスミポイント

カスミポイントは、久米島の東側からボートで約20分で行けるスポットです。とくに、水深45mあるドロップオフが特徴です。また、カスミチョウチョウウオの大群や、クマザサハナムロやウメイロモドキの群れも観察できます。

ガラサー沖

ガラサー沖は、陸上ではガラサー山の景観が楽しめるスポットです。最大水深40mほどのドロップオフや、ドロップオフの崖下に広がる白い砂地が圧巻の景色です。ドロップオフの中では、イソバナやウミシダなどの生物と会えることがあります。

中の浜沖

中の浜沖は、沖縄の海を象徴するような水中景色が楽しめるスポットです。ここでは、真っ白い砂地と大小2つの根の周囲を探索できます。キンメモドキ、スカシテンジクダイの群れ、大きなイソバナを見ることもできます。そのため、マクロな生物の観察が好きな方におすすめです。

 

アフターダイビングでおすすめの観光スポット

久米島 はての浜

久米島には、アフターダイビングで楽しめる観光スポットも数多くあります。ここでは、以下のおすすめスポット3つをご紹介します。

 

  • 泡盛「久米仙」の酒造所
  • 奥武島の畳石
  • はての浜

 

泡盛「久米仙」の酒造所

久米島の特産のひとつが、泡盛の久米仙です。米仙では、琉球王朝時代からの歴史ある製造方法で作られた古酒を味わえます。久米島伝統の泡盛は、お土産としてもおすすめです。

久米仙の酒造所では、貯蔵庫の見学や試飲のできる工場見学をおこなっていましたが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一時的に見学が中止されています。今後見学が可能になった際は、ぜひ訪れてみたいスポットです。

奥武島の畳石

奥武島の畳石は、国指定天然記念物の奇岩群です。干潮時には、亀の甲羅によく似た1,000個以上の岩が現れます。これは、安山岩質の溶岩が冷えて岩石になるときに割れ目ができる自然現象によって作り出されたもので、自然界の芸術作品ともいえるスポットです。南北50m、長さ250mにわたる景色を楽しめるので、ダイビング後にゆっくりと散歩してみると良いでしょう。

はての浜

はての浜は、全長約7kmにおよぶ、砂浜の景色が美しい人気観光スポットです。送迎船を使って約20分で渡り、海水浴やシュノーケリングを楽しめるのが特徴です。青い海と空に囲まれたロケーションは、東洋一の絶景ともいわれています。船は基本的には予約制のため、事前に予定に含めておくことをおすすめします。

 

まとめ

久米島のダイビングに行くなら、2017年に新たに発見されたマンタステーションに訪れることをおすすめします。また、ウミガメや大型回遊魚など、見ごたえのある生物に遭遇できるのも久米島のダイビングの魅力です。久米島には、有名な観光スポットである「はての浜」もあります。ダイビング後は全長約7kmの砂浜を散策し、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

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