ダイビングスポット
2020年01月20日

海外の有名ダイビングスポット12選|注意点やツアーにかかる費用も解説

海外の有名なダイビングスポットや海外でのダイビングの注意点について解説!

国内だけでなく、海外にも魅力的なダイビングスポットが数多く存在します。これからダイビングを始めようと考えている方は、どのダイビングスポットを選んだら良いのか迷ってしまうでしょう。

この記事では、一度は行ってみたい海外の有名ダイビングスポットや、ダイビングツアーにかかる費用、ダイビングにおける注意点を解説します。

海外の有名ダイビングスポット12選

海外の有名ダイビングスポットのうち、特におすすめしたい12か所は以下のとおりです。

  • グレートバリアリーフ(オーストラリア)
  • セブ島(フィリピン)
  • プーケット島(タイ)
  • サイパン(アメリカ)
  • パラオ島(ミクロネシア)
  • オアフ島(ハワイ)
  • グランセノーテ(メキシコ)
  • マルタ島(マルタ)
  • シルフラ(アイスランド)
  • ブルー・コーナー(パラオ)
  • バラクーダ・ポイント(マレーシア)
  • メナド(マレーシア)

各スポットの特徴やおすすめポイントをご紹介しますので、行き先を決める参考にしてみてください。

1.世界最大級のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(オーストラリア)

日本人も数多く住んでいるオーストラリアは、治安もよく街も整備されているので、海外ははじめてというダイバーも安心して渡航できる国です。

死ぬまでに一度は見てみたいと思わせるのは、どこまでも続くエメラルドグリーンの広大な海、グレートバリアリーフです。

世界遺産にも登録されていて、たくさんの小さな島からできています。透明度が高く、美しい魚たちと楽しい海中遊泳が楽しめるスポットです。

2.穏やかな海で出会えるのはあの巨大魚ジンベイザメ、セブ島(フィリピン)

日本から飛行機で約5時間、リーズナブルに海外ダイビングのスタートを切りたい人におすすめなのがセブ島です。実はシュノーケリングでもたくさんの魚たちに出会えるので、ダイビングのライセンスを持っていない友人を誘いながら気軽に楽しめるのも魅力のひとつです。

もうひとつの目玉はなんといってもジンベイザメでしょう。巨大なジンベイザメに出会える可能性が非常に高いのが、セブ島の魅力といえるでしょう。

3.初心者にも人気なエメラルド色の海、プーケット島(タイ)

タイ南部のアンダマン海に浮かぶプーケット島は、世界有数のリゾート地として名高いスポットです。ポイントを選べば、年中ダイビングが可能であり、美しいブルーの海で多くのダイバーたちが楽しんでいます。

ジンベイザメやマンタが多く出現し、カラフルな水中景観や魚影の濃さと併せて素晴らしい水中景観が広がっているスポットです。観光や食事なども充実しており、アフターダイブにおける豊富なアクティビティも見逃せません。

4.日本でも人気のゆったりしたリゾート地、サイパン(アメリカ)

世界有数の透明度を誇るサイパンの海は、日本との時差が1時間と、時差ボケも気になりません。通年ダイビング可能ですが、11月から3月の間は特に透明度がアップします。時期によって海で見られる生物が異なるため、お目当ての生物がいる場合は時期に合わせて出かけると良いでしょう。

島周辺のダイビングスポットは見逃せないポイントで、島の北部にある「スポットライト」や南部にある「オブシャン・ビーチ」は特におすすめです。

5.年中ダイビングが楽しめる、パラオ島(ミクロネシア)

200以上の島々が点在しているパラオ島は水温が28度程度で、年中快適にダイビングを楽しめるダイバーたちのメッカといわれているスポットです。世界遺産に登録されている「ロックアイランド群と南ラグーン」をはじめ、楽園を思わせるような情景が目の前に広がっています。

数多くのダイバーたちが訪れるためダイビングを楽しむための設備が整っていて、ビギナーからプロまでレベルを問わず楽しめる場所です。あのユニークなナポレオンフィッシュとの遭遇できる可能性も高く、600種類以上の魚が生息しているといわれています。

6.ウミガメと一緒に泳げる?オアフ島(ハワイ)

日本語も通じて安心して海外の雰囲気を楽しめる気軽なリゾート地ハワイですが、実はダイバーにとっても魅力的な場所なのです。たとえば、ハワイ島の北側に位置するノースショアではウミガメに出会えますし、人をあまり怖がらないため遠くから見ている分には逃げたりしません。

ほかにも東側のタートルリーフでは、マンタに出会え、イルカなども生息しています。上級者になれば沈没船コルセアが沈む場所もおすすめです。深いブルーの海の中、純白の砂地に戦闘機が静かに眠っている様子はまるで映画のワンシーンを彷彿とさせます。

7.神秘の洞窟を探検、グランセノーテ(メキシコ)

グランは大きい、セノーテとは地底湖を意味する言葉で、大きな地底湖という意味を持つ不思議なスポットです。地底湖はこのエリア特有の石灰岩でできた鍾乳洞が水没してできたもので、そこに雨水が溜まってできたまさに自然のプールといえるでしょう。淡水であるため、海のダイビングのように魚を見て楽しむというより、美しく幻想的な景色を楽しむスタイルです。

光線の入り方によっては、まるで天国を思わせるような神秘的な空間が目の前に広がり、非日常な体験もできるでしょう。

8.船が宙に浮く?マルタ島(マルタ)

淡いグリーンブルーの海が広がるマルタ島は、ヨーロッパでも有名な観光スポットで、ヨーロッパのゴージャスな雰囲気をダイビングとともに楽しめる場所です。たくさんのダイビングショップがあるので、初心者でもダイビングを楽しむことができるでしょう。特に青の洞窟といわれるグロッタブルーは、天気のよい日であれば、まるで船が宙に浮かんでいるような景色にも出会うことができるといわれています。

また、あまり知られてはいませんが、実は第二次世界大戦で使われた船が多く沈んでいます。そのため、沈没した巡視船などを探索することも可能です。

9.地球の割れ目にダイビング、シルフラ(アイスランド)

アイスランドの南に位置し、世界遺産にも指定されている国立公園にあるシルフラです。ユーラシアプレートと北米プレートの境目にあるスポットは、まさに地球の割れ目そのもので、ダイナミックな景色が広がります。

氷河から長い年月を経て、ゆっくりと溶け出した雪解け水が岩場を通ることで、自然にろ過されているため、透明度の高さは抜群です。水温は年間を通して低く、2度から3度となっているので、ドライスーツが必須です。

このような過酷な環境を突破すると、100m先まで見渡せるクリアな視界を体験できます。なお、この亀裂は現在も広がっているといわれています。

10.大量の魚に囲まれたいならここ!ブルー・コーナー(パラオ)

ダイビングのメッカと言われているパラオ。その南西に位置するブルー・コーナーは、平均水温が28度程度に安定している・600種類以上の魚を観察できる・魚影が濃いなどの理由から、世界的にも有名なダイビングスポットのひとつです。

ダイナミックな地形と透明度の高さが、世界中から訪れるダイバーを虜にし、天然の水族館とも呼ばれています。ブルー・コーナーで一度潜ったダイバーは、ダイビングの世界観が変わると言われるほどです。

11.トルネードのような魚群!シパダン島のバラクーダ・ポイント(マレーシア)

シパダン島は、ボルネオを代表するダイビングスポットであり、3000種類以上の魚と数百種類のサンゴが生息しています。潮当たりが良いことから、シパダン島のすぐ近くには流れが強いバラクーダ・ポイントがあり、バラクーダ(オニカマス)やギンガメアジのトルネードが見られます。

バラクーダ・ポイントの浅瀬にあるサンゴは、島で最も美しいとされているほか、クマノミやウミウシなども楽しめます。魚影の濃さは、他に類を見ないほどです。

12.初級者から上級者まで楽しめるメナド(インドネシア)

インドネシア・スラウェシ島の最北部にあり、初心者から上級者まで楽しめるダイビングポイントが点在するエリアです。年間を通じてダイビングが楽しめますが、特に3月から11月の乾季は透明度が上がるためおすすめです。バリから飛行機でおよそ3時間離れていることや、独特の地形や地理条件などから、手付かずの自然が多く残っています。

数千メートル級のドロップオフや、色とりどりのサンゴ、多様な生物に会えるメナドは、神秘性を感じたい方にぴったりでしょう。

海外でのダイビングツアーの費用

海外のダイビングツアーへ参加するのに、どのくらいの費用がかかるかを知っておくと、予算を組む参考になります。ここでは、日本から近いサイパンのダイビングツアーに初心者が参加すると想定して、費用の目安を見てみましょう。

成田空港から直行便でサイパンへ向かい、現地で3泊過ごす場合、日本のオフ期にあたる時期の相場は、航空券とホテルを合わせて7万円から10万円程度です。ピーク期になると、13万円から18万円程度を見ておくと良いでしょう。これらの値段は、ホテルのランクによって変わり、ランクが上がると値段も上がる点に注意が必要です。また、サイパンで体験ダイビングに参加する際の相場は、6,500円程度となっています。

航空券とホテルをお得に予約するには、できるだけ早く予約をすることが重要です。航空会社やホテルによっては、早期割引制度を設けているところもあり、早く申し込むと割引率が高くなります。ただし、早期割引制度で申し込んだ後のキャンセルは、キャンセル料が高くなりますので、予定をはっきりさせてから申し込むのがおすすめです。

サイパンへの旅行代金は、4月及びゴールデンウィーク明けの5月から7月上旬が安くなる傾向にあるため、この時期を狙ってダイビングに出かけるのも良いでしょう。

また、旅行会社が主催するパッケージのダイビングツアーに参加するのもひとつの方法です。航空券やホテルだけでなく、食事代・ダイビングにかかる費用・送迎代なども全て含まれています。

海外でのダイビングで注意する事

海外でのダイビングでは、非日常な体験ができますが、ダイビングを楽しむためにも色々と気を付けないといけない事があります。

海外でのダイビングをするときの注意点を以下に挙げていきますので、安全にダイビングを楽しむためにしっかりと理解しておきましょう。

時差ボケに注意!

海外旅行では、時差ボケに十分注意が必要です。特に、日本と時差が大きい国に行く時は、思っている以上に体に負担がかかるため、余裕を持ったスケジュールを立てなくてはいけません。飛行機の出発・到着時間は、全て現地時間で書かれているため、日本とどのぐらい時差があるのか事前にしっかり調べておきましょう。ダイビングは、想像以上に体力を消耗するため、ダイビングの前日は早めに就寝することも大切です。

また、ダイビングを終えた直後の体内には窒素が残っているため、帰路の飛行機に搭乗するのはダイビング終了後24時間以上空ける必要があります。窒素が残ったまま飛行機に乗ると、減圧症(潜水病)になるリスクが高まり、重症の場合命の危険に関わる可能性もあるためです。

海外ダイビングが初心者の段階では、時差が少ないオーストラリアやグアム・サイパンなどがおすすめです。

ガイドの人の説明(ブリーフィング)はちゃんと聞いておく

ダイビングを行う前にガイドの人が潜水する場所の説明や潮の流れ、緊急時の注意事項などを説明してくれるのでしっかりと聞いておきましょう。 海外でのダイビングは想像以上に潮の流れもコロコロと変わるなど複雑だったりするので自分の命を守りつつ楽しむためにも上級者でも話は聞いておくべきです。

ガイドの人の指示には従う

ダイビングツアーに同行するガイドは、現地の気候や気温などの気象条件を熟知しており、ダイビング中に天候が急変した場合などにも適切な指示を出してくれます。せっかく海外まで来たのだから、多少の天候の変化であればダイビングを続けたいと思う人もいますが、これはとても危険な行為です。特に、日本と異なり雨季のある地域は、急に天候が変わることも多く、一瞬のうちに周囲の状況が変わるケースも珍しくありません。

ガイドは、安全にダイビングができる場所を教えてくれます。ダイビングを楽しむには、必ずガイドの指示に従い、自己判断で行動しないようにしましょう。

まとめ

ダイビングは日常では味わえない場所に行けるひとつの手段です。さらに絶景が見られることや色々な魚やカラフルなサンゴを見られるのはダイビングならではの魅力です。

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