ダイビングライセンス
2020年01月20日

ダイビングの基本が身に付く初級ライセンス「オープンウォーターダイバー」

ダイビングの基本が身に付く初級ライセンス「オープンウォーターダイバー」

テレビなどの映像で海の中の景色を見て、その神秘的な雰囲気に感動を覚えたことがある人はたくさんいらっしゃるでしょう。実際に自分自身が海に潜り、海中の独特な雰囲気を味わうことができるスキューバダイビングですが、それを体験するためにはライセンスが必要です。

これからスキューバダイビングを始めたいと希望する初心者が取得できるライセンスについてご紹介します。

ライセンスを取得してこそ楽しめるダイビングの魅力

スキューバダイビングを行うためには、必ずライセンスを取得しなければならないわけではありませんが、全くの初心者が単独で行うことはできません。自分がライセンスを持っていない場合は、信頼できる資格を持つインストラクターの指導と引率が必要です。

海に潜ることでしか見ることができない水中の魅力を味わったり、より豊かな体験を求めてスキューバダイビングを長く続けたりするためには、やはりご自身でライセンスを取得することをお勧めします。

それでは、ライセンスを持たずに行う体験ダイビングと、ライセンスを取得して行うダイビングでは、どのような点が異なるのかを、簡単に比較してみましょう。

体験ダイビングでできること

日本国内なら沖縄や伊豆、あるいは海外の有名なビーチリゾート地では、旅行者向けに体験ダイビングのサービスを提供しているところがあります。そこでは、水着さえあれば、事前に基本的なレッスンを受け、インストラクターの引率によって、海中に潜る体験をすることができます。

体験ダイビングでは器材の操作はインストラクターが行ってくれます。潜る範囲は水深3~5m程度の浅場で、体験時間は20~30分程度に限られます。

旅の思い出として気軽にダイビングをして水中世界を体験してみたいという方には良いかもしれませんが、せっかくなら、自力で海中を泳ぎ回ることができるようにライセンスを取得してみませんか。

Cカードを取得して認定ダイバーになる

スキューバダイビングのライセンスは、正式には「Cカード(Certification Card)」といい、所有者が認定ダイバーであることを示すものです。このCカードは、一度取得すればずっと有効で、自動車免許のような更新の必要はありません。また、世界共通のカードなので、他の国に行ってダイビングする際にも有効です。

Cカードを取得すれば、器材の操作も自力で行うことができ、より深い水中に潜ることもできます。テレビなどの映像や水族館などのガラス越しでしか見たことのない水中世界の中に実際に入り込んで、自由に泳ぎ回ることができます。

ライセンスを取得するためには、もちろん講習を受けることになりますが、ダイビングのスキルだけではなく、海の状況を判断するために必要な知識も学びますので、知識レベルも上げることができます。

「Cカード」は、そのような魅力的なライセンスです。

オープンウォーターダイバーができること

スキューバダイビングの初心者や、体験ダイビングで海中の魅力に目覚めて本格的に始めたくなったという方は、まずは初級の「オープンウォーターダイバー」の取得を目指しましょう。簡単なレッスンだけでインストラクターに引率され、短時間だけ浅い海に潜るダイビング体験とは違い、オープンウォーターダイバーは、ライセンス所有者として認定され「Cカード」を持つことができるダイバーです。

それでは、オープンウォーターダイバーの資格を取得すると、具体的にどのようなことができるのでしょうか。

バディとともに水深18mまで潜ることができる

体験ダイビングとライセンスを取得してダイビングを行う場合の最も大きな違いは、潜ることができる深さと、自力で自由に動けることでしょう。体験ダイビングでは、必ずインストラクターの引率が必要で、潜れる深さも3~5m程度ですが、オープンウォーターダイバーを取得すれば、同等以上のライセンスを持つダイバー(バディ)と一緒に、18mまでの深さまで潜ることができます。深くまで潜ることによって、水中ならではの独特の世界の体験値が広がります。

ぜひとも、インストラクターや仲間と一緒に、水中でしか体験することができない神秘的な世界の感動を味わいましょう。

学んだスキルを生かしてダイビングすることができる

オープンウォーターダイバーのライセンスは初級レベルなので、実際のダイビングでできるのは、ライセンス取得コースで経験したのと同じ状況の中での活動となります。例えば、頭上に障害物がなく、直接水面に出られる環境のもと、水の透明度や水温などの海況、深さや器材の操作などといった、自力で対応が可能な状況の中での活動に限られます。

オープンウォーターダイバーのライセンス取得コースは、上記のような活動ができるように基本的なスキルを身に付けるためのトレーニングを受けたり、実際に経験したりすることができます。

潜水計画を立てることができる

オープンウォーターダイバーのライセンスを取得すれば、自分で潜水計画を立てることができるようになります。

ダイビングで訪れるのは、独特の世界が繰り広げられる神秘的で魅力的な海の中ですが、そこはやはり自然の世界。計画も準備もせずに潜るのは危険を伴います。

そこで、ダイビングを安全に楽しむために、海況を判断したり、万一の場合に備えてトラブルを回避したりする方法などの必要な知識を学び、自己責任で水中の活動ができるように計画を立てられるようになります。いざというときに必要な判断が自分でできることで、安心してダイビングを楽しむことができます。

必要な器材を借りたり購入したりすることができる

ダイビングをするためには、シリンダー(空気が入ったタンク)が必要ですが、自分で潜るためにシリンダーを借りるためには、Cカードを持っていることが必須となります。また、場合によっては、ダイビングの器材を購入する際にもCカードの提示を求められることもあります。

ライセンスを持っていることで、ダイビングに必要な器材を借りたり購入したりすることがスムーズにできます。

アドバンスドオープンウォーターダイバーにチャレンジできる

自力でのダイビングがある程度可能なオープンウォーターダイバーですが、何度も経験を重ねるうちには、より深くより広い海の中を、もっと自由に活動してみたいと思うようになるでしょう。そしてそのためには、さらに上のライセンスの取得が必要になってきます。

オープンウォーターダイバーを取得してある程度ダイビングの経験を積んだら、次にチャレンジしたいのはアドバンスドオープンウォーターダイバーです。この段階では、オープンウォーターダイバーよりも、より深い場所やより幅広いシチュエーションの中で潜ることができます。

ダイビングのライセンスは、さらに「レスキューダイバー」「ダイブマスター」そして「インストラクター」と、さらにレベルアップしていくとともに、海の中で活動できる範囲も広がっていきます。初級であるオープンウォーターダイバーのライセンスは、いわばそのための入り口といえるでしょう。

まとめ

ダイビングの初級ライセンスであるオープンウォーターダイバーを取得すれば、Cカードの所有者として、シリンダーを借りることができ、器材を操作しながら自力でダイビングすることができます。ダイビングで活動できる範囲は、トレーニングで学んだ状況下をバディと一緒に水深18mまで潜ることができます。また、海況を判断して潜水計画を立てるなど、自己責任でダイビングをすることができます。

東京ダイビングスクールBeyondでは、充実したプログラムのもと、丁寧な指導により、楽しくライセンスを取得することができます、お気軽に説明会におこしください。