GoProはダイビング中の撮影に向いてる?撮影のポイントや注意点も解説

ダイビングの楽しみ方の1つは、美しい水中景色を撮影して記録に残すことです。美しい画像を残すためには撮影機材にもこだわりたいところです。アクションカメラGoProの特性を知れば、ダイビング中の楽しみがもっと増えるかもしれません。そこで今回はGoProをダイビング中の撮影
用に使う方法や撮影のポイント、注意点について解説します。

GoProとは?

GoProとは、動きの激しいスポーツ撮影を目的に開発されたアクションカメラです。一般的なカメラに比べて軽量で防塵・防水・耐衝撃仕様な点がGoProの特徴です。多彩なマウントアクセサリーを組み合わせると一般的なカメラでは撮れないアングルの撮影もできます。ダイビングにおいても、GoProは水中でアクティブに動きながら美しい動画を撮影するのに適したカメラです。

GoProはどのくらいの水深まで使用できる?

GoProの防水性能はモデルによって防水性能が異なります。HERO9 BlackやHERO8 BlackなどのHEROカメラは水深10mまで、GoPro MAXは水深5mまでの防水性能を備えています。さらに保護ハウジングを追加すると水深60mまでの防水性能が加わります。

ダイビングでGoPro撮影する時のポイント

ダイビングでGoPro撮影する時のポイントは以下の2つです。
● 動画撮影が基本
● GoProは広角撮影向き

動画撮影が基本

GoProはアクションカメラのため、激しい運動中の映像記録に優れている特徴があります。動画からの静止画切り出しでも高画質なデータを得られるため、ダイビングでGoProを使用する時は動画撮影が基本です。静止画を残したい場合は動画を後日編集するのがおすすめです。

GoProは広角撮影向き

GoProの大きな魅力の1つは広角撮影です。水中景色や魚群、大物の魚などの迫力ある映像を撮影するのには最適のカメラです。一方で、GoProは近距離撮影に対応していないため、マクロ生物に接近しての撮影には適していません。被写体に合わせて防水カメラと使い分けると、多彩な映像を撮影することができます。

ダイビングでGoPro撮影する時の注意点

ダイビングでGoPro撮影する時の注意点は以下の4点です。
● 予備バッテリーを用意する
● こまめに電源を切る
● 吸湿シートを使用する
● 青かぶり対策をする

予備バッテリーを用意する

GoProで動画撮影をすると、バッテリーの消耗がとても早いです。1日何本も潜る場合やダイビングの間中ずっとカメラを回している場合などは、本体電池の充電だけでは足りなくなります。1日の後半のダイビングでせっかくのシーンを取り逃がさないために、予備バッテリーを用意しておくのがおすすめです。

こまめに電源を切る

GoProにはバッテリーウォーマーが内蔵されているため、長時間連続撮影していると発熱する作りになっています。発熱自体に問題はなく、電源をオフにすると温度も下がります。水中でも撮影しない時はこまめに電源を切るようにすると発熱を抑えることができます。

吸湿シートを使用する

上記の発熱によってハウジングのレンズ部分が曇ってしまうことがあります。レンズ部分が曇ると濁ったような動画の仕上がりになりやすいです。GoProでは正規品の吸湿シートを販売しており、吸湿シートをハウジング内に入れて撮影すると曇りを防止することができます。

青かぶり対策をする

青かぶりとは、水中深くで赤色の光が吸収されて青色の光が残り、画像が全体的に青みがかった印象になってしまうことを指します。水深10mほどの位置で撮影すると景色や魚が緑や青になって映ってしまいます。GoProには一般的な水中カメラのような青かぶりを補正するモードはありません。それで、青かぶり対策としてレンズ部分を覆う赤色フィルターを使用するのがおすすめです。

GoProをダイビングで使用する時のおすすめ設定

ここでは、GoProをダイビングで使用する時のおすすめ設定4つをご紹介します。
● 解像度
● フレームレート
● ホワイトバランス
● ISO

解像度

ダイビング中の美しい画像を鮮明に残したい場合は、1080p・4Kの高解像度で撮影するのがおすすめです。さらに高品質な映像作品やその後の編集を想定している場合は、もっと高い高解像度を選ぶこともできます。ただし解像度が高くなると保存容量が足りなくなったり熱暴走でフリーズしてしまったりする場合もあるため、こまめに切り替えながら撮影するのも良いでしょう。

フレームレート

フレームレートとは1秒間に何枚の静止画を繋げて動画にするかを決める設定で、高くするほど滑らかな画像になります。水中の様子を滑らかに撮るなら、60fpsがおすすめです。さらに素早く動く生物や水しぶきや気泡などを細やかに撮影したい場合は120fpsや240fpsを選択します。

ホワイトバランス

水中では青や緑の色味が強調されやすいため、ホワイトバランスの調整が必要です。赤色の強い設定で、ホワイトバランスを上げておくと自然な色が再現しやすくなります。水深が深くなると光が届きにくくなるため、オート設定にしておくと暗くて見えにくくなることを避けられます。オート設定で青かぶりが気になる場合は赤色フィルターの使用がおすすめです。

ISO

ISOはカメラの明るさを調整する設定です。ISOはその時の環境によって適切な値を微調整する必要があります。ISOを上げすぎるとノイズが発生し、下げすぎると暗くて見えなくなります。撮影開始前に、水中で画面を見るなどのテストをして調整しましょう。

ダイビング向けのGoProアイテム5つ

ここでは、GoProと合わせて使用するとよりダイビングでの撮影が楽しめる、おすすめのアイテム5つをご紹介します。
● The Handler(ザ ハンドラー)
● El Grande
● PolarProダイビングエキスパート用フィルターキット
● デュアルバッテリーチャージャー+Enduroバッテリー
● Storm Dry防水バックパック

The Handler(ザ ハンドラー)

水に浮くGoPro用のハンドグリップで、水中での撮影に便利です。水中に落としてもオレンジ色のハンドル先端が浮上するため簡単に見つけられます。クイックリリースベースでマウントの切り替えもしやすい仕様です。

El Grande

被写体を間近で撮影するための97cmの延長ポールです。使わないときは38cmの長さまでコンパクトに折りたためます。水中でもホールディング性が良く操作性が高い仕様です。

PolarProダイビングエキスパート用フィルターキット

水中でも鮮やかで元の色に忠実な映像を映せる水中用のフィルターです。HERO12 Blackの保護ハウジングを使用すればスライドさせるだけで装着できます。レッドフィルター、マゼンタフィルター、シュノーケルフィルターのセットで水深に合わせて使い分けられます。

デュアルバッテリーチャージャー+Enduroバッテリー

GoProバッテリーを2台同時に充電できるデュアルチャージャーです。カメラの駆動時間が大幅に長くなり、低温環境下のパフォーマンスも向上させた新型のEnduroバッテリーがセットになっています。

Storm Dry防水バックパック

防水性に優れたバックパックで、GoProの保護に適しています。接ぎ目のないロールトップ構造と最大35Lまで収納できる大容量が特徴です。スマートフォンや鍵などの貴重品を入れられる防水ポケット付きです。

まとめ

GoProは激しい動きにも対応するアクションカメラのため、ダイビング中の動画を撮るのに適しています。広角撮影により、水中景色や魚群、大物の魚などの迫力ある映像を残すことができます。さらに撮影を楽しむためには、ハンドグリップや水中用フィルター、予備用バッテリーなどのマウントアクセサリーを組み合わせるのもおすすめです。

「東京ダイビングスクール Beyond」では、ライセンス取得後も、レベルに合わせてさまざまなイベントを企画しているスクールです。ライセンス取得コース後はアドバイスや復習をして、安全にしっかり上達できるカリキュラムも開催しています。水中映像の撮影など、ダイビングの多彩な楽しみ方を広げていきたい方のサポートもいたします。ダイビングに挑戦してみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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